HYROXのトレーニングは何から?ラン・器具・週間構成の始め方
トレーニング2026年9月16日

HYROXのトレーニングは何から?ラン・器具・週間構成の始め方

HYROXの練習は、走ることと器具を使うことの両方から始められます。走る習慣がまだなければ、短いランと歩きを交互に。走ることに慣れていても、ローイングやスキーエルゴが初めてなら、まずは動きを覚える短時間の練習からです。

今の運動経験、大会出場か体験かという目標、使える場所。この3つで、選ぶ練習は変わります。ここでは、実際に公開されているランニングの入門プラン、器具メーカーの初回メニュー、運動経験者向けの週間構成を比べます。

執筆:ROX NOTE編集部|更新:2026年10月22日

HYROXの練習で押さえたい、ランと8種目

2026–27シーズンのシングルスは、1kmのランニングと1種目のワークアウトを交互に8回行う競技です。合計8kmを走り、その間に次の8種目に取り組みます。

  1. スキーエルゴ

  2. スレッドプッシュ

  3. スレッドプル

  4. バーピーブロードジャンプ

  5. ローイング

  6. ケトルベルファーマーズキャリー

  7. サンドバッグランジ

  8. ウォールボール

ランだけを続ける練習と違い、種目を終えた後にもまた走る区間があります。一方、練習のたびに大会と同じ全種目・全距離を行う必要があるわけではありません。器具を一つずつ覚える練習と、ランと種目を組み合わせる練習は、別々に取り組む例があります。

競技の距離や動作条件は公式シングルスルールブック2026–27、全体像はHYROXの仕組みと8種目で確認できます。

走る習慣がないなら、1分のランと歩きから

いきなり8kmを目標にする前に、歩きを挟んだランから始める方法があります。英国の公的医療サービスNHSが公開する「Couch to 5K」は、初心者が週3回、ランの間に休養日を入れながら進めるプログラムです。

第1週の1回分は次の流れ。走る部分は合計8分で、ウォームアップとクールダウンの歩きを合わせると28分30秒です。

順番

第1週の内容

始め

5分歩く

メイン

1分走る→1分30秒歩く、を7回

最後のラン

1分走る

終わり

5分歩く

速さを競わず、自分が心地よく動けるペースで進めます。NHSのプランは9週間が基本ですが、もっと時間をかけても構いません。屋外でもトレッドミルでも取り組めます。これは走る習慣をつくる一般的なプランで、9週間でHYROXの準備がすべて終わるという意味ではありません。

詳しい進め方と各週の内容はNHSのランニングプランへ。健康状態や運動開始に不安がある場合は、始める前に医療者に相談してください。

初めてのエルゴは、3〜5分の練習で動きに慣れる

ローイングとスキーエルゴには、器具メーカーが公開している初回向けの練習例があります。Concept2の案内は、まず正しい動きを学び、その後に時間や強度を少しずつ増やす順番です。

器具

メーカーの初回練習例

RowErg/ローイング

3〜5分漕いだら、休んで歩いたりストレッチしたりする。調子がよければ、この短い練習を最大4回まで

SkiErg/スキーエルゴ

最初は1回3〜5分を超えない範囲から。同じように休憩を挟み、調子がよければ最大4回まで

「最大4回」は、必ず4回こなす指示ではありません。初めて触れる器具なら、距離の記録を狙う前に動きを覚える時間が取れます。二つの器具を同じ日に続けて行うセットメニューでもなく、それぞれの初回例です。

メーカーの初回ワークアウトと技術解説への案内には、この次に進む練習も掲載されています。ここでの3〜5分は器具に慣れるための練習時間で、大会の種目距離とは別です。

運動を続けている人は、週の中で練習の役割を分ける

すでにランニングやジム通いを続けている人向けには、ランと筋力・技術練習を組み合わせた週間構成が参考になります。海外のジムが公開する8週間プランには、次の4種類を週に1回ずつ入れる例があります。

練習の種類

取り組む内容

ランのインターバル

走る区間と休憩を繰り返す

筋力・種目の技術

スレッド、キャリー、ランジ、ウォールボールなどの練習

ランと種目の組み合わせ

走る区間と種目を続けて行う

ゆっくり走る日

会話できるペースのランと、ストレッチなど

この例では、週に少なくとも2日の休養も設けています。毎回を同じサーキットにするのではなく、走る日、種目を練習する日、組み合わせを試す日を分ける構成です。運動習慣がある人向けの例なので、上の歩き・ランの入門プランに、そのまま追加するものではありません。

この8週間プランの対象者と週間構成の原文も確認できます。期間だけで選ばず、現在続けている運動と比べて使いましょう。

自主練習とクラス、どちらから始める?

走る習慣づくりは、近所の屋外や普段のジムのトレッドミルでも始められます。エルゴの使い方やHYROXの種目を教わりたいときは、初心者向けの説明を含むクラスが候補になります。

例えばGYM FIELD梅田は、フォームの説明を多く取り入れる「初めてのHYROX」、基礎トレーニング中心の「楽しいHYROX」、ランとワークアウトを交互に行う「HYROX complete」を案内しています。同じHYROXクラスでも、動きを教わる時間と、組み合わせて練習する時間には違いがあります。

一方、自分で練習を進めるなら、設備と利用プランを見ると具体的に選べます。マッスルゲートの設備案内には、スキーエルゴ、ローイング、スレッドプッシュ・プル、ウォールボール、ランニングマシンが掲載されています。無料体験ではなく、有料のビジター利用で試せる施設です。

まず器具を教わりたい人はクラス説明へ。自分のペースで練習する場所を探す人はジム・練習場所一覧へ。マッスルゲートの手続きは料金・登録・チケット購入・QR入館のガイドで確認できます。

経験と環境に合う入口を選ぼう

走り始める人には、歩きを挟むプラン。器具が初めての人には、動きを学んでから短時間で試す練習。ランもジムも続けている人には、それぞれの練習と組み合わせ練習を分けた週間構成があります。

同じ「HYROX初心者」でも、最初の練習まで同じにする必要はありません。自分に当てはまる入口から進み、使う器具や練習場所を広げていきましょう。初めてジムへ行く日の持ち物や準備運動は、初回ジム練習ガイドにまとめています。

参考・出典

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