HYROXの持ち物・装備ルール|スマホは禁止?グローブと補給食の条件【2026–27】
はじめてのHYROX2026年10月26日

HYROXの持ち物・装備ルール|スマホは禁止?グローブと補給食の条件【2026–27】

#2026-27#hyrox

HYROX(ハイロックス)のレースでは、普段のジムで使えるものを、そのまま持ち込めるとは限りません。グローブは使えてもグリップは不可。携帯電話やヘッドホン、身体に着けるカメラも禁止されています。補給食は自分で持ってスタートできますが、競技中に観客から受け取ることはできません。

2026–27シングルスの公式ルールから、荷物を準備するときに迷いやすい靴・装備・電子機器・飲食物の受け取りを整理しました。会場へ持っていく荷物全般ではなく、レース中に使用・携帯するもののルールです。

グローブは使える。グリップは使えない

第10.1節には、レース中に使用できるアイテムが明記されています。主な装備は次のとおりです。似た用途の道具でも、同じ扱いとは限りません。

グローブは手袋のことです。一方、トレーニング用のグリップには、手のひらや指に当てる部分を手首のストラップで固定する製品があります。手を保護する目的が似ていても、ルール上は別扱いです。メーカーのPICSILによるグリップの写真と構造説明を見ると、道具の違いを確認できます。

商品の形状説明と、大会での使用許可は別です。2026–27シングルスで基準になるのは、公式第10.1節の「グローブ(グリップは不可)」という条件。手元の道具がどちらか判断できない場合は、HYROX JAPANの問い合わせ案内から、事前に大会側へ確認します。

  • ニースリーブ:使用可能。

  • グローブ:使用可能。ただしグリップは不可。

  • ウエイトリフティングベルト:使用可能。

  • リストバンド:使用可能。

  • ハイドレーションパック:使用可能。

大切なのは、使う装備はスタートからフィニッシュまで自分で持ち続けることです。途中で不要になったから観客に渡す、次の種目で使いたいから同行者から受け取る、といった受け渡しは認められません。「外部からの補助」として失格になる場合があります。

リストに書かれていないアイテムは、「禁止と書かれていないから使える」とは判断できません。レース開始前にレースディレクターから書面による許可を得ない限り、禁止されているものとして扱う規定です。判断が必要な道具は、当日のスタート直前ではなく、出場大会の窓口へ事前に確認してください。海外開催では、HYROX公式Supportで開催国を選びます。

第10.2節の安全上の注記では、ユニフォームやウェイトベストは、他のレーサーの安全やパフォーマンスを妨げない場合に限って認められています。ヘルメットや呼吸器具などの禁止物まで同じ扱いに広げないでください。公式10.2の安全上の注記

チョークは自分のものを持ち込んで使うことはできません。大会提供のチョークを、スレッドプルとファーマーズキャリーの指定された場所で使います。私物の使用やステーションからの持ち出しは、1件につき2分のペナルティです。公式7.1・p.23、ペナルティ一覧コード17

靴はつま先が覆われたもの。脱げる場面は限定される

レース中は、常につま先が覆われた靴を着用する必要があります。例外はウォールボールステーションで、ウォールボールを行っているときです。この場面では靴を脱ぐことができます。

ウォールボールで靴を脱ぐときは、指定されたターゲットに到着してから脱ぎ、靴はリグの下へ置きます。有効な100回を終えたら、靴をフィニッシャーステージへ持っていきます。レース完了後にウォールボールエリアへ戻ることはできません。公式8.8の8項、p.34

例外があるからといって、ランニングやほかのステーションまで裸足でよいという意味ではありません。シューズを選ぶ際は、まずこの着用条件を満たすものを準備します。

出典:公式ルール第10.1節、p.38–39。

スマホ、ヘッドホン、身体装着カメラはNG

トレーニングでは音楽を聴いたり、スマートフォンで記録したりしていても、大会中は別のルールが適用されます。第10.2節で禁止されているものには、次のアイテムが含まれます。

  • ヘッドホン、耳栓

  • 携帯電話

  • VRヘッドセット

  • GoProなど、種類やブランドを問わない身体装着型カメラ

  • スマートグラス、AIグラス、撮影・録音・ライブ配信・データ送信・AR機能を備えるアイウェア

  • ヘルメット、呼吸器具、圧縮空気ボンベなど、ほかのレーサーの安全に関わる装備

「カメラだけなら」「音を出さなければ」といった独自の例外はありません。禁止されたアイテムは没収され、完走後にカスタマーサービスデスクで返却されるとされています。

医療機器のために携帯電話が必要な場合

使用する医療機器が携帯電話との近接を必要とする場合は、事前にレースディレクターの承認を受ける必要があります。レース当日より前に各地域のカスタマーサポートへ連絡し、適切なレースディレクターと相談する手順です。「医療目的なので自己判断で携帯できる」とはされていません。

喘息用吸入器や類似の処方器具は第10.1節に記載されていますが、アンチ・ドーピングポリシーへの遵守も必要です。処方器具の扱いと、安全上禁止される装備を混同せず、該当する条件を公式窓口で確認してください。

出典:公式ルール第10.1・10.2節、p.38–39。

自分の補給食はスタートから携帯し、飲食物の受け取りはエイドステーション、カップと包装はゴミ箱へ

水は提供される。自分の補給食は最初から携帯する

レース中は、ROXZONEを通過するたびに、その通過中・前・後のいずれかで最低1回、水が提供されます。スポーツドリンクなどが提供される場合もありますが、必ず用意されるという規定ではありません。

エイドの飲料は飲むためのものです。頭や体にかけて冷やす使い方は認められず、1件につき2分のペナルティです。公式7.1の9項で、給水の用途も確認できます。

自分で栄養補給をしたい場合は、スタート時からその補給食を持ち運びます。一方で、競技中に飲料や栄養補給製品を受け取れる相手は、エイドステーションに限られます。

  • 自分の補給食を持ってスタートする:自分で携帯する条件に沿う。

  • エイドステーションで飲料を受け取る:受け取り可能。

  • 観客や同行者から飲料・補給食を受け取る:不可。外部からの補助とみなされ、違反ごとにタイムペナルティの可能性。

  • 使い終えたカップや包装を床へ捨てる:不可。提供されたゴミ箱へ。

「応援に来た人にジェルを預けておき、必要になったら受け取る」という準備では、競技中の受け取り条件を満たしません。携帯するものと、公式エイドで受け取るものを分けて考えると、荷物を決めやすくなります。

飲み終わったカップも、ジェルの包装もゴミ箱へ

周回不足や指定器具の違反も含めて確認するなら、ペナルティ23項目とDQ・DNFの違いへ。一覧のコード18では、外部からの補助は1件につき2分です。一方、装備の受け渡しは第10.1節の注1で、失格となる可能性も別記されています。どちらも「外部からの補助」という言葉だけで同じ処分と決めないでください。

紙コップや使用済みジェルの包装を、ROXZONEの床やランコースに捨てることは禁止されています。提供されているゴミ箱へ捨ててください。各違反で2分のタイムペナルティが科される可能性があります。

装備や補給で覚えておきたいのは、「使えるもの」だけではありません。自分で持ち続ける、受け取りは公式エイドから、ゴミはゴミ箱へ。この3点まで含めて、当日の準備を整えましょう。

受付の持参物と、競技ルールも確認する

この記事の対象は2026–27シングルスです。靴や道具の使用条件と、本人確認書類・チケットなど受付の持参物は分けて確認します。

確認日:2026年10月30日。執筆・編集:ROX NOTE編集部。ROX NOTEはHYROXの非公式メディアです。編集方針