HYROX練習記録のつけ方|ラン・重量・休憩を比較できるテンプレート
トレーニング2026年10月30日

HYROX練習記録のつけ方|ラン・重量・休憩を比較できるテンプレート

ローイング1000mのタイムが縮んでも、前回は連続、今回は500mを2本に分けていたなら、同じ記録としては比べられません。必要なのは数字を増やすことより、何を、どの設定で行い、どの数字を結果として読んだかを残すことです。

Concept2のRowErgとSkiErgなら、PM5や無料のErgData・Online Logbookが細かな数値を保存します。ランや重量の記録まで全部を同じ欄へ押し込まず、機械が持つデータと、自分が書く内容を分けると続けやすくなります。

記録を残す方法は、機器と目的で選ぶ

  • PM5は使ったが、アプリを接続していなかった: PM5のMemoryから結果を開けます。合計だけでなく、途中の区間データも確認できます。

  • RowErg・SkiErgを継続して使う: ErgDataからOnline Logbookへ同期する方法があります。毎回すべての数値を手で書き写す必要はありません。

  • ランや筋トレも一緒に残したい: 日付・運動内容・時間・感想の短い記録を足し、筋トレは実施した重量と回数を残します。

  • 表計算で詳しく読みたい: Concept2 UtilityにはCSVへの書き出しがあります。ただし、そのCSVをOnline Logbookへ戻して登録することはできません。

以下では、実際に確認できる項目と操作から記録を作ります。PM5の説明は現行ファームウェアを対象とするメーカー資料に基づくため、古い画面ではメニュー名が違う場合があります。

アプリを使わなかった日も、PM5のMemoryで取り出せる

終了した記録を開く3手順

Concept2の公式手順は次のとおりです。

  1. PM5のMain MenuからMemoryを選びます。

  2. List by Date、またはList by Typeを選びます。種類別なら対象の種類を選び、List Workoutsへ進みます。

  3. 上下矢印で対象を選び、右側4番目の虫眼鏡アイコンを押します。

結果はワークアウト全体と、途中の区間に分けたsplitsで表示されます。合計が同じでも、前半から後半へペースがどう変わったかは区間を見ないと分かりません。Concept2のMemory手順

USBメモリを使っていた場合は保存先がUSB側となり、Main MenuにUSB Logbookと表示されます。PM5本体のMemoryだけを探して、記録が消えたと決めつけないようにします。

今回と同じ設定を再び行うならReRow・ReSki

PM5には、過去の設定済みワークアウトを再実施するReRow・ReSkiがあります。Main MenuのSelect Workoutから該当機能を選び、過去の記録を選択する手順です。過去の結果に合わせたペーサーも利用できます。

ただし、距離や時間を決めず始めるJust Row・Just Skiの記録は、この再実施機能の対象外です。同じ距離・休憩を反復して比べたい場合、設定済みワークアウトと自由走行の違いを知っておくと選びやすくなります。PM5の再実施機能

「タイム」「ペース」「スプリット」は、同じ数字ではない

Paceは今の速さ、Average Paceは平均

ErgDataの表示項目には、Pace、Average Pace、Split Paceがあります。RowErgとSkiErgで使う500mあたりのペースは、総距離を終えるまでの時間そのものではありません。

たとえば1000mを4分で終えた場合、平均は2分00秒/500mです。「1000m、2分」とだけ書くと、総タイムなのか500mペースなのか判別できません。4:00の総タイムと2:00/500mの平均ペースは、別の欄に書く数字です。 これは単位を説明する計算例で、目標タイムではありません。

ErgDataでは青く色の付いた項目をタップし、見たいデータを選んでSaveすると表示を変更できます。選べる項目には平均ペース、ストローク数、ドラッグファクター、区間番号などがあります。Concept2のErgData表示説明

splitは途中区間、intervalは休憩を挟む反復

PM5のsplitsは、ワークアウト途中のペース変化を知るための区間です。区間が表示されたからといって、そこで休んだという意味ではありません。

一方、インターバルは運動区間と休憩区間を設定します。PM5のStandard Listにある500m/1:00rは、500mの運動と1分の休憩を繰り返す実在メニューです。「500m」という表示が二つあっても、連続1000mの途中区間なのか、休憩を挟んだ2本なのかで内容が変わります。PM5の区間と標準メニュー

運動時間と、休憩込みの経過時間も別

PM5のUndefined Restは、休憩の長さを事前に決めず、別の運動などを挟む設定です。この形式の結果画面では、右上のTotal Timeは運動と休憩を含む経過時間、サマリー行の時間は休憩を含まない運動時間として説明されています。

同じ画面にある二つの時間でも、意味が違います。短い方だけを「全体タイム」として写すと、別の運動や移動にかかった時間を落としてしまいます。Concept2のUndefined Rest結果の読み方

コピーして使うなら、実在する項目で二つに分ける

RowErg・SkiErgの転記用

以下はPM5・ErgDataにある項目を日本語で並べたものです。新しい指標や採点式ではありません。実施していない休憩や、計測していない心拍を推測で埋める必要はありません。

  • 日付:____

  • 機種:RowErg/SkiErg

  • ワークアウト形式:連続距離/連続時間/インターバル

  • 距離:__m 運動時間:__分__秒

  • 平均ペース:__分__秒/500m

  • インターバルの距離または時間:__ 休憩:__

  • 各splitまたはintervalの結果:____

  • ストロークレート:__spm ドラッグファクター:__

ErgDataのStroke Countは回数の合計、spmは1分間あたりの回数です。大きい数字と小さい数字を別の測り方のまま比べないようにします。ドラッグファクターはフライホイールの減速を表す数値で、ダンパーの目盛りそのものではありません。ErgData公式FAQ

ラン・筋トレの短いメモ

米国NIHのNIDDKが公開する活動ログは、Date、Activity、Total Time、How I Feltの4欄です。練習を細かく数値化できない日も、次の形で残せます。

  • 日付:____

  • 運動内容:____

  • 合計時間:____

  • 動いているときにどう感じたか:____

NIDDKの実際の活動ログには、15分の歩行を2回に分けた日なども記載されています。毎日を一つの連続運動へまとめず、実際に行った形を残す例です。

重量を使う練習では、記録アプリPlanMyGymの公開ガイドが、種目・日付・実際に行ったセット数・回数・重量を基本項目としています。予定が10回でも9回で終えたなら、結果は9回。予定どおりの数字へ書き直しません。PlanMyGymの記録例

「種目:__/1セット目:__kg×__回/2セット目:__kg×__回」のように、行った分だけ書けます。重量や回数を増やす判断を、この書式だけで自動化するものではありません。

そのまま比べられない記録の具体例

連続1000mと、500m×2本

合計距離が同じでも、途中の休憩の有無が違います。連続1000mのsplitsと、500mインターバル2本を同じ欄へ並べると、休憩を挟んだ方の速さを連続走の改善と読み違えることがあります。ワークアウト形式と休憩を確認してから結果を読みます。

休憩1分と、休憩2分

次は記録の実績ではなく、時間の足し算の例です。

  • A:500mが2分20秒と2分25秒、間に1分休憩。運動は4分45秒、経過は5分45秒。

  • B:500mが2分15秒と2分20秒、間に2分休憩。運動は4分35秒、経過は6分35秒。

Bは運動時間が10秒速く、全体の経過は50秒長くなります。どちらが良い練習かを決める例ではなく、何を比べるかで速さの答えが変わる例です。休憩を変えた記録にも価値はありますが、同条件のタイム短縮とは分けて読みます。

RowErgの1000mと、SkiErgの1000m

Online LogbookはRowErg・SkiErg・BikeErgを扱いますが、機種は別に分類されます。距離が同じという理由で、漕ぐ1000mとスキー動作の1000mを同じ種目の自己ベストへ混ぜません。別メーカーの器具によるメートルも、Concept2のOnline Logbook・ランキングの対象としては認められていません。Online Logbookの公式FAQ

抵抗も、ダンパー番号だけで一律に扱わず、ダンパーとドラッグファクターの違いを確認できます。

自動記録は、切断前に最後の結果まで確認する

現行ErgDataはPM5とBluetoothで接続し、Online Logbookと同期します。PM3・PM4へ同じ接続方法は使えません。接続の詳細はErgDataとLogbookの記録ガイドへ。

メーカーは、ErgData使用中にPM5へUSBメモリを同時に差すと、保存を妨げる可能性があると注意しています。またPM5のConnect画面からアプリ接続を切る場合、最終データを取得するため、ワークアウトがErgDataへ現れるまで数秒待つよう案内しています。ErgDataの保存FAQ

運動距離やタイムを記録したつもりでも、最後のデータが届いていなければ比較の前提が欠けます。トレーニングを終えることと、アプリに結果が届くことを分けて確かめます。

CSVで整理したい場合と、週単位で見たい場合

Concept2 Utilityでは、Upload/Transfer Resultsから記録のある機器を選び、Transfer to SpreadsheetでCSVを書き出せます。保存先とファイル名を選ぶ仕組みです。CSVは表計算用で、そこからOnline Logbookへ結果をアップロードしたり、USBメモリへ戻したりはできません。 同名ファイルへ転送すると以前のデータを上書きする点にも注意します。Concept2 Utilityの書き出し手順

毎回CSVを扱う必要はありません。Online Logbookの週・月合計は、Latest WorkoutsのSeason Summaryから確認できます。Historyで対象シーズンのView Seasonを開き、Weekly SummaryやMonthly Summaryへ進む方法もあります。Online Logbookの集計手順

合計距離は練習した量を振り返る数字、各区間はペースの変化を読む数字です。集計だけでなく元のメニューと休憩へ戻れると、前回と何が違ったかを確かめられます。

予定全体を考える場合はランと筋トレの週間構成、大阪で器具練習を続ける場所を探す場合はマッスルゲートのビジター利用案内へ。

参考資料

確認日:2026年10月30日

執筆:ROX NOTE編集部

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