ローレン・ウィークス|強さを暮らしの中で育てる、世界王者の日常
選手名鑑2026年10月26日

ローレン・ウィークス|強さを暮らしの中で育てる、世界王者の日常

#hyrox

個人で3度、ダブルスで2度のHYROX世界王者になったローレン・ウィークスは、自分が大会に出る姿を見て、ほかの母親が「出場しなければ十分ではない」と感じてほしくないと話しています。勝つことを目指しながら、競技の成果だけで自分や他人の暮らしを測らない。その考えは、家族との時間や練習の始め方にも表れます。

ガレージの練習と、家族の時間

2024年5月10日公開のPWR LIFTの本人取材で、ローレンは娘が新しいことを覚えて喜ぶ姿から、日々の小さな達成への感謝を学んだと話しました。目標を追い、家族をその過程に含める一方、成績より人との接し方を大切にするという言葉も残しています。 PWR LIFT:母親・競技者としての本人の言葉

2026年6月30日公開のBrad Kearnsの番組では、家族の近くへ移るためラスベガスに戻った暮らしを紹介。庭へ開くガレージを練習場にし、娘が近くで過ごせる家を選んだと説明しています。 本人出演番組の公開文字起こし・35分26秒付近

練習の中心は、毎回の全力ではない

2023年10月6日掲載のThe Hybrid Letterの本人取材では、運動を再開するとき、大きなワークアウトを前にして気負うより、まず始められる軽い内容を選んだと話しています。例に挙げたのは、傾斜をつけたランニングマシンで歩くこと。初めから強く追い込む期待を自分に課さず、その日の感覚に合わせて積み上げたという説明です。

同じ取材で、普段の運動の多くは低強度だとし、強い負荷に身構えずに取り組めることが練習量につながると語りました。これは、2023年当時の本人の経験と練習の考え方です。 The Hybrid Letter:始め方と強度を尋ねる本人Q&A

2026年のBrad Kearnsの番組でも、低強度の有酸素運動に筋力練習を組み合わせ、ランと種目を続ける練習は週1回ほどと説明しています。序盤のSkiErgは元気なぶん使いすぎやすい、とも指摘しました。走る準備と、最初の種目で力を使い切らない判断を、別々に考えています。 公開文字起こし:12分18秒・34分54秒以降

ローレン・ウィークスはどんな選手?

  • 名前:Lauren Weeks/ローレン・ウィークス。アメリカ。

  • HYROX個人世界選手権優勝:2020年、2021年、2023年。

  • HYROXダブルス世界選手権優勝:2025年、2026年。

  • 競技の土台:SUNY Oneontaの大学競泳、CrossFit。

  • 指導:The Hybrid Engine。HYROX Level 1・CrossFit Level 2コーチ。

資格・競技歴と5つのタイトルは、The Hybrid Engineの本人プロフィールに掲載されています。個人の3勝とダブルスの2勝は別の実績です。

プールから、バーベルのある場所へ

大学では2007〜2011年にSUNY Oneontaで泳ぎ、CrossFitでは2016〜2018年の3年間、地域大会へ出場。2021年にはTeam C2Xでセミファイナルに進み、2024年にはDEKA FIT世界王者にもなっています。 本人のAthletic Background

HYROXとの出会いは2019年。Concept2の2025年3月6日付本人取材では、友人からアメリカ初開催の話を聞いたと説明しています。CrossFitをしていた当時もランを続けていて、好きだった二つを組み合わせる形式に、最初の大会から引かれたといいます。

一方、大観衆のいるレースでは気にならなくても、普段のジムで見られていると居心地が悪く、練習を早く切り上げたこともあると話しています。競技人口が増えるなか、内向的だった自分が人とつながれるよう、意識して外向的に振る舞う努力もしてきました。 Concept2:競技との出会い、ジムでの戸惑いを語る本人取材

5つの世界タイトルを、部門ごとに見る

直近の2026年ストックホルムでは、Vivian Tafutoと女子ELITE 15 DOUBLESを組み、53分31秒79で優勝。2位のSinead Bent/Lucy Procter組は53分56秒24で、同じレース内の差は24秒45でした。 2026年世界選手権・女子ELITE 15 DOUBLES公式結果

個人では、2024年ニースで1時間03分36秒96の2位。優勝したのはメーガン・ジャコビーです。後年のダブルスの記録と比べて「何分速くなった」と読むのではなく、一人で担う個人戦と、パートナーと作業量を分けるダブルスを分けて追う必要があります。 2024年世界選手権・女子個人ELITE公式結果

本人も2026年の番組では、個人戦よりダブルスが好きだと話しています。相手と周回を数え、得意でない種目では多く受け持ってもらえる。その一方、2人ともすべてのランを走る形式です。 公開文字起こし:13分15秒〜14分23秒のダブルスの話

選手として積み重ねた経験を、教える側へ

現在はAnthony PeressiniとThe Hybrid Engineで指導に携わっています。本人のコーチプロフィールは競泳、CrossFit、HYROX、DEKA FITの経験を並べ、個別・少人数コーチングへ案内しています。 The Hybrid Engine:本人・コーチプロフィール

CrossFit公式の本人出演回は2026年4月8日公開。CrossFitの練習がHYROXでの活動にどうつながったかを語る回として紹介されています。

自分の経験に合う練習を始めたい方は、初めてのジム練習ガイドへ。大阪で器具を使う場所を探すなら、マッスルゲートのビジター利用方法で料金・入館手順を確認できます。ほかの選手の競技歴はHYROX選手名鑑へ。

参考資料

文:ROX NOTE編集部|資料再確認:2026年10月30日