
HYROX用語集|ROXZONE・AG・ノーレップと結果表示の違い
ROXZONEはコース上の区域、AGは年齢区分、No Repは有効回数に数えられない動作です。HYROXの案内に並ぶ英語は、場所・参加区分・判定を分けて読むと意味がつながります。
出走する組を示すWaveと、自分に割り当てられたスタート時刻。未完走のDNFと、失格のDQ。同じように見える言葉でも、当日の行動や結果の扱いは異なります。2026–27の公式規則に沿って、申込から結果確認までの言葉を見ていきましょう。
OPEN・PROやAGが分からない:参加区分とダブルスの言葉
受付・コースの案内を読みたい:Wave・チップ・ROXZONE
記録欄の略語を調べたい:DNS・DNF・DQなどの違い
申込で読む、Division・OPEN/PRO・AG・YGIG
Division(ディビジョン)=部門。シングルス26/27ではWOMEN・WOMEN PRO・MEN・MEN PROの4つに分かれます。順位を比べる単位でもあり、同じ重量の種目があっても、別部門の選手を同じ順位表へまとめるわけではありません。
OPEN/PRO=重量設定の異なる部門。たとえばシングルス男子のスレッドプッシュは、OPENが152kg、PROが202kg。どちらもスレッド本体を含む重さです。PROを「同じ内容を速く走るだけ」とは読めません。重量と部門の対応はOPEN・PROの重量と年齢区分で確認できます。
AG(Age Group)=年齢区分。シングルスはレース当日の本人の年齢、ダブルスは2人の平均年齢が基準です。「40–44」などの表示は年齢区分であって、種目の重量を示す数字ではありません。部門内の総合順位と、AG内の順位は分けて確認します。
YGIG(You Go I Go)=ダブルスで交代しながら種目を進める方式。一方が動き、もう一方が休みます。公式のローイング例では、2人が交代して合計1,000mを終えます。ランも半分ずつ担当するという意味ではなく、各1,000mは2人で一緒に走ります。種目ごとの条件はダブルスの交代・待機ルールへ。
出典:シングルス規則 §4、pp.8–10、ダブルス規則 §4・§7、pp.9–10・22–25。
会場で読む、Wave・Timing Chip・ROXZONE・Station
Wave(ウェーブ)=一定の間隔で出走する組。全員が一斉にスタートするのではなく、自分に公式スタート時刻が割り当てられます。シングルスの規則にある「10分ごと」は間隔の例です。自分の時刻は事前通知とチェックインで確認され、許可なく別のウェーブで出走するとDQの対象になります。
Start Tunnel(スタートトンネル)=スタート前に集合して説明を受ける場所。シングルスの規則では、自分のスタート10分前に集まります。チェックインを済ませる場所と、出走直前の集合場所は別です。受付から出走までの流れは大会当日の案内で確認できます。
Timing Chip(タイミングチップ)=レースの時間を記録する計測チップ。受付で受け取り、レース中は足首に着けます。手首に見えるように着けるリストバンドは、ウェーブや部門を識別するもので、チップとは役割が異なります。チップを着けずに走ると、結果表示はDNSになります。
ROXZONE(ロックスゾーン)=ランコース、種目を行う区域とともにレースコースを構成する区域。ROXZONEにはIN側から入り、OUT側から出ます。OUTから入ったりINから出たりすると、シングルスでは1回につき2分のペナルティです。単に「休憩場所」とだけ覚えると、入口・出口の案内を見落とします。
Workout Station(ワークアウトステーション)=SkiErgなどの種目を行う場所。ステーションにも決められた入退場ルートがあり、ステーションのIN側から出る行為も別の違反として扱われます。ROXZONE全体の入口・出口と、各ステーションの入口・出口を区別してください。器具・レーンはレースクルーが割り当てたものを使います。
出典:シングルス規則 §7、pp.22–24、§11、pp.41–42、§12.1.4、p.43。
判定で聞く、No Rep・Time Penalty・Judge
Rep(レップ)=動作の反復回数。No Rep(ノーレップ)=有効な1回として数えられない動作。ウォールボールなら、正しい動作基準を満たし、正しいターゲットに当たる必要があります。ノーレップは、即座にレース全体の失格を意味する言葉ではありません。
Time Penalty(タイムペナルティ)=違反に応じた時間加算。種目と違反の内容によって秒数・分数が異なります。ノーレップと時間加算を同じ意味で読まず、該当する種目の条文を確認します。ウォールボールは警告なしで有効・無効が判定されるため、「最初は必ず警告だけ」という理解もできません。
Judge/Head Judge(ジャッジ/ヘッドジャッジ)=種目の判定を担当する審判/その種目の責任者。審判団はヘッドジャッジと連携します。Race Director(レースディレクター)は競技全体を統括し、失格を決定できるのはレースディレクターです。詳しい違反と処分はペナルティ・DQ・DNFの解説へ。
出典:シングルス規則 §8.8、pp.34–36、§7.3・§12、pp.24・43–45。
結果に出る、DNS・DNF・DQとランキング対象外
DNS(Did Not Start)=出走なしの扱い。実際にコースを走っていても、タイミングチップを足首に着けずに競技するとDNSとして記録されます。略語だけを見て、本人が会場に来なかったと決めつけることはできません。
DNF(Did Not Finish)=未完走。シングルス規則の§12.3には、出血や嘔吐などが本人・周囲へのリスクになるとレースディレクターが判断し、医療・衛生上の理由で競技から外した場合にも、リーダーボードへDNFと記録するとあります。「制限時間切れだけ」を指す表示ではありません。
DQ(Disqualification)=失格。そのレースの結果データ、ランキング、表彰の対象から外れ、そのレースを続けられません。DNSやDNFと同じ略語ではなく、失格という判定を示します。
Out of Competition=完走タイムは残るが、公式ランキング・出場資格の対象から外れる扱い。たとえば、負傷による制限に合わせて動作や重量・回数を調整する場合は、事前相談に加え、この扱いになることが規定されています。通常の順位表に入る完走とは区別します。
Out of Ranking=大会・開催日・時間帯の結果を、世界選手権やElite出場資格の判定対象外とする宣言。濡れたターフ、危険な路面、極端な天候などが成績や安全へ重大な影響を与えたとき、HYROXが判断するものです。個人への失格判定であるDQとは対象が異なります。
総合順位・AG順位、ランや種目の区間タイムを読みたい場合は大阪大会の公式記録を使ったリザルトの読み方へ。シングルス規則は、大会終了後48時間までペナルティの追加・修正があり得るとしています。記録を確認する時点にも注意してください。
出典:シングルス規則 §2.4、p.6、§4.3、p.10、§12.3–12.5、p.44。
ROX NOTE編集部|2026年11月2日確認。用語の競技条件は2026–27シングルスを基本とし、AG・YGIGのダブルス条件は該当ルールブックに基づきます。
