
HYROXハーフシミュレーション|8×500mと4×1kmの違い
HYROXのシミュレーション練習には、8種目を短く一巡するハーフと、前半・後半の4種目を行うハーフがあります。前者は500mランを8本、後者は1kmランを4本。同じ合計4kmでも、種目の範囲とランへ戻る回数が違います。
8種目を順番につなぎたいのか、前半または後半をまとまって試したいのか。メーカーとジムが公開する実在のメニューを比べると、「ハーフ」という名前だけでは選べない違いが見えてきます。
同じ4kmでも、8種目を行うか4種目を行うか
8種目を短く一巡:Built for Athletesは、各500mランの後に、距離・回数を半分にした種目を一つずつ置いています。8本のランと8種目です。
前半または後半を行う:PureGymの12週間プランは、1kmラン4本と前半4種目、別の週には1kmラン4本と後半4種目を組み合わせています。
計算すると、500m×8本も1km×4本もランは4kmです。ただし前者は全8種目を扱い、後者は4種目。ランの合計距離が同じでも、同じメニューのタイムとして並べられる構成ではありません。
8種目を短くつなぐ、Built for Athletesの例
各行の種目前に500mランを入れ、次の順番で進む掲載例です。
SkiErg:500m
スレッドプッシュ:25m
スレッドプル:25m
バーピーブロードジャンプ:40m
ローイング:500m
ファーマーズキャリー:100m
サンドバッグランジ:50m
ウォールボール:50回
プッシュ、プル、キャリー、ランジ、ウォールボールの重量指定は「race weight」です。距離・回数の半分と、重量の半分は別。この例は、重りも半分にするメニューではありません。詳しい内容はBuilt for Athletesの原メニューへ。実施した時間を記録するよう案内しています。
2026–27シングルスの競技重量は部門によって異なり、スレッドは本体を含む重量です。自分の部門の条件はシングルスの部門・重量ガイドへ。器具の動きを覚える段階なら、メーカーの初回練習例から始められます。
4種目と1kmランを組む、PureGymの例
PureGymのPT・Cluster Manager、Andrea Marshallによる12週間プランでは、4週間のブロックを3サイクル行います。ハーフの内容は、ブロック内の週によって変わります。
第2週・金曜:前半4種目をレースペースで、1kmラン4本と交互に実施。
第4週・金曜:後半4種目と1kmラン4本。最終の第3サイクルでは、この金曜を追加の休養日に変更。
競技順では、前半はSkiErg、プッシュ、プル、バーピーブロードジャンプ。後半はローイング、キャリー、ランジ、ウォールボールです。8種目の一巡より、どちらかの半分へ取り組む構成になっています。
同ページの8週間版は、すでにランやジムの経験がある人向けです。中間で4本の1kmランと4種目、第6週には少し軽い重量でフル・シミュレーションを置いています。「シミュレーション」という名前でも、負荷と位置づけはプランごとに変わります。対象と各週の詳細はPureGymの原プランへ。曜日や休養を含めた組み方は、ランと筋トレの週間構成で読めます。
タイムを読む前に、どの形式だったかを見る
Built for Athletesは、この練習の時間を残すよう案内しています。8×500mで8種目を行った結果と、4×1kmで4種目を行った結果では、合計タイムが表す内容が違います。同じ「ハーフ4km」という記録でも、どちらの構成だったかへ戻って読む必要があります。
2026–27シングルス本大会は、1kmランと1種目を交互に8回行い、ランの合計は8kmです。ハーフのラン4kmと8kmは異なる量です。練習記録の運動内容・時間・重量の残し方は、トレーニングログのガイドへ。
部門選びの目安を知りたいなら、公式PFTの6種目とタイム目安もあります。PFTは最初の1kmランから始める6種目のテストで、8種目を短く一巡する上のハーフとは別の構成です。
出典
Built for Athletes:Half HYROX Simulation。8本の500mラン、8種目の数量・重量指定、時間の記録。
PureGym:Hyrox Training Plan。2025年9月10日更新。12週間版の第2・4週と、経験者向け8週間版。
HYROX公式シングルスルールブック2026–27。第1章、第4章、第8章。
出典確認:2026年11月4日
執筆:ROX NOTE編集部
